kakuteisinkoko

えー、確定申告の時期がやって参りました。

個人事業主の皆さん、頭を悩まされてるのではないでしょうか?

僕はかなり悩まされています。ここ一週間ぐらいずっと確定申告書書いてます。

 

まぁ帳簿付けも今まで全然してこなかったのでこんなに時間掛かっちゃってる訳ですが。

んで、自分今年は青色申告の複式簿記で確定申告しようと思ってるんですよ。

そう、特別控除65万円が受けれるアレね。

 

去年は青色申告の簡単な帳簿(10万円控除の方)で済ませたので(しかも協力者がいたので)楽だったんですが、青色申告の複式簿記はかな~~り大変です。てか例外なこと多すぎてだるい。

 

という訳で今回、個人事業主(フリーランス)が青色申告65万円控除を受けるにはどのくらい大変なのか記事にしたいと思います。

僕が使った会計ソフト

やよいの白色申告オンラインという長年多くの事業者に親しまれてる会計ソフトを選びました。青色申告するなら会計ソフトないと辛いです…。

てか素人がてきとーにやるとミスって追尾課税食らいます。

 

実際に僕の知り合いがてきとーに白色申告して100万円の追尾課税取られたと言っていた

ので、僕は確定申告だけはソフトを買ってしっかり記帳することに決めました!(当たり前w)

値段は1万ちょいなんですが青色申告の複式簿記ができれば

所得を65万円控除出来てかなりの節税が期待されるので、白色申告よりも断然お得。

 

会計ソフトに正しく記帳をすれば、決算書を自動で作ってくれますからね。安心!


プライベートと事業用の口座を一緒にしてたばっかりに

僕の職業はインターネットビジネスで、アフィリエイトをメインに収益を上げています。

アフィリエイトだと提携企業から売上という形で収益が月末に銀行振込されるんですが、自分は受け取り用の口座と普段の買い物に使っている口座を一緒にしていまして、そのせいですんげー大変だったんです。

 

まず、青色申告の複式簿記では預金出納帳という帳簿に記帳しなければなりません。

 

これは事業で使っている銀行口座のお金の出し入れを記帳するものなんですが、口座をプライベート用と一緒にしていると、プライベート用に使う為に引出した金額も記帳しなければなりません。

 

僕は月に平均して5,6回、銀行口座からお金を下ろしていました。その都度記帳、もうアフォかと。

他にも友人への振込や、事業とは関係ないクレジット決済など色々…ってな訳で、

銀行口座はプライベートと事業用、分けた方がいいです!絶対!(マジで)

 

もう来年はこんな思いしたくない!っと記帳してる最中に専用口座作ってきました。ゆうちょ銀行。だって、引出し手数料タダだから。

 

ちなみに、個人事業主でも屋号入りの銀行口座を開設出来るんだとか(多少面倒らしいが

 

クレジットカード支払いの記帳が面倒過ぎる!!

続いてクレジットカード決済、これが本当に面倒臭いんですね。

というのも、クレジットカードの引落しにはプライベート用の買い物と事業用の買い物がごっちゃになっていたので、口座引落しを別々に仕訳しないといけなかったんです。

 

例えば、事業と関係ない買い物は

借方 事業主貸 〇〇 貸方 普通預金 〇〇 摘要 〇〇カード引落し

と仕訳し、残った支払い額を

借方 未払金 〇〇 貸方 普通預金 〇〇 摘要 〇〇カード引落し

と仕訳します。

銀行口座の引落し額をそのまま載せるんじゃなくて、

プライベートと事業で、使った金額を分けなきゃいけないんですね。

 

しかも、料金の支払いが発生した時も仕訳しないといけない(発生主義と云います)から、料金支払いが発生した月の分も仕訳しなきゃいけません。

クレカで購入後、大体一ヶ月後に支払いくるでしょ?もう数字合わせるのが辛くて…

 

さらにさらに、クレジットカードの領収書はどうなんだよ!ってことで心配になってamazonの買い物分とかネットから領収書全部ダウンロードして(サービスによってはネットに領収書が残ってない場合もある)、クレジットカードの利用明細もダウンロードして(本当はクレジットの利用明細だけでいいみたいです)…

 

さらにポイントカードで買った分は事業主借で仕訳するとかなんとか…

 

え、じゃあポイントを獲得した分も売上にしないといけないんじゃ?とか…(厳密に言うとしないといけないけど普通はカードで支払った分を計上するだけでおk)

頭痛くなりますね笑

 

そして一番イライラしたのは領収書。

 

携帯電話の支払い証明書は特に古いやつがみれないようになっているから、古い支払い証明書はわざわざ金払ってau(携帯電話会社)に頼む必要ある(しかも400円掛かる笑)

アフォかと。

 

まぁ、必ずしも領収書がないといけないって訳ではなく、要は支払った証拠が分かればいいので、パソコン上でpdfファイルが見れればおkの場合もあるらしいですけどね。

 

家賃按分は個人事業主だとわかりにくい!!

家賃按分とは、自宅兼事務所にしている人が

地代家賃通話料水道光熱費

3つの経費を全て計上するのではなく、

事業で使った分だけ経費計上するために事業用と家事用で按分すること

 

個人事業主でやってる人の殆どは自宅兼事務所で事業を行ってると思うので、経費を按分する必要があります。

んで、これがまたわかりにくい。

家の自宅の家賃はまるまる共益費込みで支払ってるんですが、

共益費の中に水道光熱費、ネット代が含まれてるのでその中から幾ら引けばいいの?

とかすげー迷いました。

 

結果、共益費は地代家賃なので水道光熱費やネット代も含んでいいってことになりましたが、

じゃあ後々wifi契約してwifiでも仕事してたらネット代何%引けばいいんだよ、と頭がごちゃごちゃになりました。

 

他に、通話料もau支払いだと明細書の中身〇〇プランとかになってて、どれがちゃんと通話した分なのかもわかりにくいし(最近は携帯代とネット代一緒に払ってる人もいるし)、そういうのも按分するのにヒジョーに疲れました。

 

結果、ネット代はwifi契約した月から、wifi通信料のみ事業の経費にしました。

これで一安心、と思ったら今度はwifi機器とWifi通信料を一緒にしていたことに気づいて、wifi機器は消耗品に仕訳するなどかなり苦労しましたね。

 

源泉徴収票ないから医療費控除受けれない?

一番困ったのがこれ。

 

年間の売上から経費を引いた合計所得額からさらに、国民年金保険料や生命保険料を使ってボーナスのように所得額を減らせる「所得から減らせる金額」という項目があるんですが、

その中でも医療費控除と言って、病院の診察代や治療代で所得額を減らせるという、ウルトラキノコ並にオイシイ控除項目があるんですよ。

 

そんな医療費控除はですね、源泉徴収票(原本)がないと受けれないんです

(その他にも領収書(原本)が必要)

うん、個人事業主のアフィリエイターに源泉徴収票なんてねぇよ^^

 

まぁこの件に関しては特殊な例らしいので、税務署に行って要相談らしいんで、源泉徴収票ナシでも医療費控除受けれるのか掛け合ってみます

個人事業主の源泉徴収票無い問題については、ネットで調べても全く解決方法が出てきませんでした。

アフィリエイターにそこまで面倒事して経費削減する人はいないんかな?まぁ、俺はやるけどね♪

※専業アフィリエイターの場合、源泉徴収票は要らないそうです(税務署の人曰く)

 

個人事業主が青色申告複式簿記での確定申告を早く終わらせる為には

僕は今回の青色申告書作成で、以下のことを学びました。

 

・事業用の口座、クレジットカードを作らないとめんどうなことになる

・クレジットカード決算より現金支払いでレシート取る方が管理は楽

・経費かな?と思ったらとりあえずレシート

・毎月記帳はしとかないと後々面倒

・日本は個人事業主に優しくない。会社員はくっそ楽

 

…とまぁ文句ばっかりになりましたが、自分で仕訳帳を作ったことにより、事業のお金の動きが見えて後半は楽しさも分かりつつ辛く、税金についても学ぶことが出来たので、税理士に丸投げするよりかは良かったかな。

てか、世の中脱税してる奴らが如何に多いかがわかりました笑

皆さん、確定申告はしっかりしましょう。

 

会社員だと年間20万、ニートや主婦・学生で親の扶養に入ってる人は年間38万の所得がある

確定申告しなきゃいけないので。